おもしろコラム8月号
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     中暑〜大暑までの養生法中暑は、臨床症状により、次の3つのタイプがあり、それぞれ養生の仕方が違います。1、暑熱邪盛=夏の炎天下で長時間労働し、体に熱がこもって熱中症の心配があるもの・症状=発熱、顔赤、口渇、冷たい物が飲みたい、心煩(胸苦しい、息苦しい、動悸)息切れ、不眠・対処法=酸味+甘味+しおから味を満たしたドリンクを速やかに服用します。例えば、梅干し+しょうゆ+黒砂糖少々+番茶、はちみつレモン水に少量の塩も入れるなど涼しいところに体を移して、首回りをぬれタオルや保冷剤で冷やします。★発熱とともに汗が出て止まらない、目がかすんでくる、手足が震える等は急を要する危険な状態です!ミネラルバランスが悪いと、このような発作が起こりやすいですので、この季節はください。スイカや瓜もお勧めの食材です。日頃から冷房のかけすぎと睡眠不足に気をつけることも大切です2、暑湿侵入=冷たい物をとりすぎて胃腸を傷めるもの   ””  ・症状=微熱、体がだるく重い、倦怠感、食欲不振、悪心、嘔吐、下痢、軟便・対処法=下痢や軟便の時は、タンポポ茶に梅干しと醤油を小さじ1加えて飲みます。吐き気が強ければ、タンポポ茶に大根おろし、スプーン1の醤油、生姜汁を加えて飲みます。★体に湿が有り余るとこのような症状が起きやすいです。穿山薯預や升降丹で、消化管を除湿しましょう。ハトムギ、緑豆、小豆、紫蘇、香りの強い香草もお勧めの食材です。しほよもぎを補給して、熱中症対策して8月号-59

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