おもしろコラム8月号
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    癌・・・虚の養生は補益癌の養生中、体重がどんどん減っていってフラフラする、筋肉が萎えて歩くのもしんどい、少し歩いても息切れがする、食べられないなどの状態の時。また、手術や抗がん剤、放射線などの治療で、体力が落ちてしんどい時は、まず胃腸を立て直し、体力を回復させることを優先し、補益の養生を心がけます。胃腸は後天の精といって、命を養うものです。その胃腸の働きが低下すれば、生命エネルギーが低下してしまいます。貧血やリンパ球の低下、アルブミンの低下があると、体は慢性の炎症を起こし易くなり、癌の勢いも強くなってしまうので、胃腸を立て直し、体力の回復を図ってください。具体的には、状態に応じて1日のうちの1〜3食をお粥にします。お粥というと、白粥に梅干しみたいな、イメージがあるかもしれませんが、その時の体調に応じて色々な具を加えて作る花粥8月号-63をお勧めします。(一度に食べられない方は何度かに分けて少しづつ召し上がってください)     

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