おもしろコラム8月号
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基本は玄米の10倍粥で、カップ4分の1(40グラム)に水をカップ2杯半で30分炊きます。それに、必要な具を加えて一緒に炊き込みます。胃腸が弱っている方は白米でも大丈夫。1、胃腸の元気がなく、食欲がなく食べられない時は補気類2〜3種類を加えます。補気類(胃腸の元気を補う)棗、栗、山芋、長芋南瓜、キャベツ、ブロッコリー、いんげん、干し椎茸、鶏の胸肉、ささみ、白身魚など2、体が冷えたり、お腹が冷えて下ったりしている時は補陽・温裏類2〜3種類を加えます。黒糖や肉桂などのスパイスを加えてもよい。補陽類(体を温める)くるみ、えび、干しエビ温裏類(お腹を温める)ニラ、ネギ、鮭、鯵など3、貧血、アルブミンの値が低いなどで、フラフラするときは補気・養血類を2〜3種類養血類(血を作るもの)人参、トマト、パプリカほうれん草、小松菜、落花生、プルーン、イカ、タコなどを鉄鍋で4、放射線などの熱毒が入り、炎症や出血があり微熱や尿が出にくい時は滋陰類を2〜3種類加えます。味付けは、-           (薬剤師、薬食同源アドバイザー 味噌や豆乳、塩麹などがお勧め。滋陰類(体の潤いを補い熱を下げるもの)豆腐、豆乳、納豆、あさり、ほたて、牡蠣、しじみ、ゆり根、白木耳、松の実、胡麻、卵、うずらの卵すっぽんなど。さらに補益を促す生活習慣と手当て、心の養生は①疲れたら横になって深呼吸②ほんの少し負荷をかけて手足、体幹の筋力をつける③寝不足は厳禁④スマホ、パソコンなどで、目の使いすぎを止める⑤サウナや岩盤浴、手当てによる発汗のしすぎは厳禁⑥大椎、神闕、湧泉の温灸⑦不安が押し寄せたら、昇降開合松静功で気をいただくなどです高田理恵)201808    8月号-64  

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