おもしろコラム8月号
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      見えない鳥かご失感情症とか、失体感症という言葉をご存じでしょうか?あまりにも、自分の感情を抑えて我慢してしまうことにより、感情を失い、辛いなどの感覚も感じなくなることをいいます。例えば、1,どうしてもやりたい習い事がある。でもお金がかかり予算的にも時間の都合でも無理・・我慢しなきゃ!…でもやっぱりやりたい!…でも無理…延々と繰り返してしまう★その結果、自分は本当は何が楽しくて何をやりたいのかわからなくなり、楽しみがもてなくなった。2,本当は別にやりたいことがあるので、親の家業を継ぎたくない…でも継がなければ家業が潰れるし、ヒンシュクを買うのも嫌だし…すると自分のやりたいことは諦めるしかない。でも…★自分は籠の中の鳥で、逃れられない、自由に羽ばたくことができない、そして心が封じ込められてしまった。3,共働きをしながらの親の介護で、寝不足で完全に体に支障をきたしている・・・・でも親を看るのは当然だし、自分しかやる人がいない・・・本当は解放されたいけれど、辛くても頑張らざるを得ない!!!★親を看るのは当然で当たり前・・・と言う常識(しつけ)で育ったので、辛くても辛いと思うのに罪悪感が生じる前記の三つのケースで、共通して言えることは、小さい頃からのしつけ、観念、常識などが潜在意識に植え込まれ、ある一定の思考パターンに洗脳されていることにより、それから容易に逃れることができずに、がんじがらめになっていることです。         8月号-70  

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