おもしろコラム8月号
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     消毒法の確立とうがい薬医療ドラマなどで手術シーンを見ることがあるでしょう。医師らは大抵の場合、清潔な手術衣に身を包み、手先が汚染されないようにあの独特のポーズをとっています。看護師から医師に手渡されるメスなどの手術用具が完全に消毒されていることは、今や常識として誰もが知っています。しかし、消毒という概念が生まれたのは、実際にはたった二百年前のことなのです。消毒法を確立したのはジョゼフ・リスターというイギ   リスの外科医でした。リスターは「手術後の傷の化膿の原因は細菌による汚染である」と考え、手術部位や手術用具をアルコールの一種であるフェノールで消毒することにしました。また、部下の医師に手の消毒や手袋の着用を命じたのもリスターの発案です。消毒の元に手術を受けた患者は化膿しにくく、なおかつ治癒も早いことをリスターは示しました。気や清潔な環境の重要性を説いていましたが、当時の医学界同で時は代手の術イ後ギのリ化ス膿ではは回あ復ののナ過イ程チだンとゲ考ーえルらがれ新て鮮いなま空8月号-75

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