太郎は佐渡島に渡り、そこで働く人夫の古いわらじと、持って行った新しいわらじを無料で交換し、古いわらじを大量に持ち帰ったのです。なんと、そのわらじを水に漬けると、たくさんの砂金が出てきたのです。太郎は、佐渡島の金鉱で働く人夫が履くわらじには、砂金がたくさんついていることに気がついていたのです。三年三ヶ月もの間、このことを考えていたのです。太郎は、手に入れたお金で、村に土手や用水路を作ったり、沼地を水田に換え、村人に分け与えたということです。この2つの話は、思いつきのアイデアではなく、よく考え抜かれた、まさに (ビジネスカウンセラー つちか)201009知恵の逸話です。佐藤きよあき絵:吉田た “” -/116
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