おもしろコラム9月号
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た。 に、 少し前近所味もまずまずの良た私はその翌前を通っこい   感じのケーキ屋さんが出来ましれは行き詰る」と思いまし が、何があったか。開店の翌週に普通に定休日で休んでいたんですよ。こう言うと、「定休日を設けて何が悪い」と言う人がいるでしょう。が、このことを、米ナイキの創業者、フィル・ナイトは端的にこう言っています。「レストランを開きたいと思ったとき、自分が厨房に1日23時間入ってメニューを改善できる人間か、就業時間の8時間で帰りたくなる人間か、よく考えてから決めるとよい。ずっと厨房にいられるくらい料理が好きな人間でなければ、レストランを始めるべきではない」と。 一方、元帝国陸軍参謀で兵法評論家の大橋武夫氏は、「建設現場の監督が、職人から、『偉そうに言うなら、おまえがやってみろ!』と言われたときには、その場で道具を取りあげ、職人以上に上手にやってみせなければならない」ということを言っていました。まあ、理屈としてはそうなんでしょうが、実際には熟練の職人以上にできるはずもなく。しかし、建設業が好きでその世界に入ったのであれば、素人ながらにも研究もしているでしょうし、研鑽も積んでいるでしょうから、職人が認めるくらいにはやれるはずで、逆に言えば、これができない人間は建設現場にいるべきではないということです。 この点で思い起こすのが、以前、たまたま見ていたテレビで、「若い時に、お笑い芸人になったが、親に反対されて連れ戻された男が、今も夢が忘れられず、当時の相方とまた漫才をしたいという願いを叶える」という番に、週、て、「あ、広報宣伝と名将146

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