おもしろコラム9月号
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発生した台風順に付けていくというものです。名前が付いていると人々の記憶に残りやすく、見分けが付きやすいという利点があります。確かに「アイリーン」など人名が付いていると覚えやすいですよね。女性名が多いのは、その昔リストアップしていた気象学者らが自分の妻やガールフレンドの名前を使ったからだと言われています。ちなみに現在では、男女平等ということで、男性名も採用されています。その昔、アジアで発生した台風の名前はアメリカ人が名付けていました。しかし、英語名だったためアジア人には馴染みが薄く、折角のリスト方式であるのに記憶に残りにくいということで、2000年からアジア名が使われるようになったのです。現在、日本名である「とかげ」「わし」「かんむり」を含む140個のアジア名から、発生した台風順に名付けらています。8月4日に石垣島を直撃した台風9号の名前は「台風マッツァ」で、ラオス名でした。今後、サンヴー(マカオ)、マーワー(マレーシア)、グチョル(ミクロネシア)、タリム(フィリピン)、ナービーヌン(タイ)と続きます。韓国)、カー  ( 14

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