吉本の芸人による闇営業と反社会的勢力との付き合いが大きな問題になっている。最近のテレビでは反社会的勢力との問題より吉本と所属芸人との労使問題にニュースの軸が移ってしまっているようで、異様な感じがする。テレビ業界と芸能事務所そして反社会的勢力とのかかわりあいの方を深掘りしてもらいたいものだ。今回の参議院選挙でNHK批判をワンイッシューにして1議席を確保したN国党の出現でクローズアップされているNHKはもとより民放も含めた地上波テレビの凋落も著しい。吉本が全国8か所で展開している吉本総合芸能学院で新人タレントを育成してきたが、テレビ局の広告売上減少(ネット広告にくわれているため)にともない活躍の場が(出演料が安く済む)増えているとはいえ毎年卒業する吉本新人に食い扶持を供するのは限界にきているようだ。新人だけでなくベテランにとっても厳しさは同じで、テレビで活躍でき、高収入を得られる芸人はごく限られている。そんな中、活躍の場をYouTubeに移して成功している吉本芸人も少なくない。もともと、話芸の訓練と経験を積んでいるわけで、初めから素人の域を脱している。小生が注目しているのが中田敦彦のYouTube大学と梶原雄太のカジサックKAJISACだ。前者は今年4月に開始したばかりなのにすでに登録者90万人を突破、毎月続伸している。大学と銘打っているだけに、日本史、世界史、経済、文学、政治などのコーナーがあり、ほぼ毎日発信している。種本があるといえ、いつネタを考えているのか関心するばかりだ。小生は特に文学コースを楽しみにしており彼の紹介する古典文学をそのたびに青空文庫(無料で読め YouTubeで活路を開く 153
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