おもしろコラム9月号
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 (/-“”  ”怪我を繰り返して「危険」を学び、ギリギリのところで手加減していました。親も怪我など気にもせず、“キズ薬て「ハイ、おしまい!」。ところが、いまの子どもは、少しでも怪我をすると、親がすぐにやめさせます。「 危ないから、行っちゃダメ!」。遊具を管理する行政に、文句を言ったりもします。まったくの筋違いです。小さな怪我をたくさん経験しておかなければ、大きな怪我をした時に対処できなくなり、精神的ダメージが大きくなります。小さな怪我でもオロオロする、弱い人間になってしまいます。しかし、いまの子どもは、危険なことをやったことがないから、手加減身体を使い、小さな怪我をしながら、危険を学んでいくのです。これは、生きる上で必要なことです。 「危険」を教えるためにも、親は意識を改めなければいけません。怪我をするのは、遊具のせいではありません。子どもは怪我をするものです。怪我をしやすいのは、子どもを外で遊ばせない、親の責任です。     文:フリーライター 住めば都か懐郷の念か・・・・様々な分野で西洋化されている現在の日本では、多くの人が海外に憧れ、旅行や留学、または移住など壮図を抱いている。他の言語を習得することや、外国文化や習慣を経験できることは魅力的で、を知りません。痛みもわかりません。だから、度を超してしまい、事故となるのです。佐藤きよあき絵:吉田たつちか)200909を塗っ 繊細な日本人の感性を大事に156

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