おもしろコラム9月号
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てもいつ起きても不思議ではない自然現象です。さらに季節風の影響を受けて、大雑把に言えば夏場は太平洋側に多く、冬場には日本海側で多く発生しています。二十四節気や七十二候は中国から渡ってきて日本で修正を加えられたとされていて色んな説がありますので、どこで作られたものが広く残っているかは断定できませんが、江戸時代、江戸で使われていたものが有力なのではないかと察します。また、雑節の二百十日が9月1日に当たります。これは立春から数えての日数で、農家にとっては稲の花が咲き始め、ちょうど台風がやってくる時期に入ったという注意を促す意味があるそうです。25日は社日(しゃにち)で、これは最近ではあまり知られていませんが、豊作に感謝する日だと言われています。社日も秋分・春分の前後の雑節ですが、もう一つ、彼岸もあります。春分・秋分の日を挟んだ前後3日ずつの計7日が彼岸に当たります。             (気象予報士 日本で言われる「七夕の3つの星」について、ご存じかと思います。これは中国の神話に基づいており、今でも中華圏では旧暦の七夕(大体例年8月の初旬)は祝日となり、男女を問わずにプレゼントを贈ったりしてお祝いをする風習があるようです。小説家 チャーリー絵:吉田たつちか)201009。  5/-    9月の星座 はくちょう座

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