おもしろコラム9月号
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ことを依存化し、習慣化できたヒトと言われます。そしてこのような方々は、さほど面白くないことでも、楽しんでしまうと、脳が満たされて疲労しないことを熟知しているのです。是非、皆さんも有益な依存を形成して、人生を楽しんでください。        (薬剤師、薬食同源アドバイザー  「無痛分娩」や「帝王切開」は、痛みを感じず楽してお産ができる、というイメージが強いですが、実際はそうでもないことをご存知でしょうか? 「無痛分娩」の麻酔は、子宮口が4〜5センチ以上開かないと入れてもらえません。なので、陣痛に伴う痛みを強く感じていても、子宮口がなかなか開かない人は、痛みと戦っていなければならないのです。また、お産の進行が早すぎる人も要注意。麻酔は子宮口が9センチ以上開いてしまうと効き目がなくなります。 「無痛分娩」は、子宮の収縮や子宮口が開くことによって感じる痛みに関わる、脊髄の神経に麻酔を注入する「硬膜外麻酔」が一般的ですが、中には麻酔が効かなかったり、効きすぎる人が少なくありません。効きすぎる場合、痛みは全く感じなくなるものの、腰から下の感覚が全くなくなるので、いざ赤ん坊を「いきみ出す」時に、どこに力を入れたらよいのか分からなくなってしまうのです。また、麻酔が切れた後に感じる後産の痛みや、切開等の痛みを酷高田理恵絵:吉田たつちか)201509/-  痛くないって本当? 85

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