おもしろコラム9月号
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なくなる、根気がなくなる、生きていても何だか楽しくない・・・・等の精神的な老化現象が始まるのです。  (薬剤師、薬食同源アドバイザー 高齢の女性にとって気をつけたい病気のひとつに『骨粗しょう症』があります。骨粗しょう症とは、骨の内側がスカスカになってしまう病気。それによって転ぶことが多くなり、さらに悪いことに、転んだ時の衝撃で手首や肩、太ももの付け根の骨などを骨折しやすくなってしまうのです。骨がスカスカになる原因はカルシウム不足です。カルシウムは運動不足やストレス、偏った食生活で少なくなりがち。特に女性は閉経後、ホルモンの分泌が低下し、カルシウムが骨の外に出やすい体質に変わります。よって、高齢の女性ほど骨粗しょう症になる率が高いのです。骨粗しょう症にならないためには、毎日散歩をすることが良いと言われています。だらだらと歩くのではなく、少し大股で早めに歩きます。そして背筋を伸ばしましょう。それが骨重アップにつながり、骨粗しょう症の予防につながります。食事でカルシウムを補うには、厚生労働省によると1日に約700mgのカルシウムの摂取が必要だそうです。カルシウムを多く含む食品はプロセスチーズ・牛乳・ヨーグルト。緑黄色野菜なら小松菜。小魚であれば、干しエビ・高田理恵絵:吉田たつちか)201209 骨粗しょう症を防ぐには?    /-89

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