おもしろコラム11月号
121/200

るという自然な生き方を取り戻してくださいね。     (薬剤師、薬食同源アドバイザー           心臓のポンプ力を助ける秋がだんだんと深まり、本格的な冬がすぐそこにまで来ています。血液を循環させる働きを担当しているのは、五臓の中の心であり、心気と心陽が大きく関わっています。心気とは血を全身に巡らせる先導役となる気のことをいい、心陽とは血液を巡らせることにより体を温める作用のことを指します。外気温が下がる・・・寒邪が支配する季節は、体も血管も縮こまり、血液の流れが細くなります。特に手足の先は心臓から最も遠い末梢で、ポンプ力が弱いと手足は冷えてむくみやすくなります。足先が冷えると、冷たい血液が子宮や内臓を通って心臓に戻らねばならず、体は中から冷え切ってしまいます。冬場の心臓を助ける方法は足の筋肉を鍛えることと、足元を温めることです。特に座りっぱなしや立ちっぱなしの姿勢の方は、こまめに「かかと上げ下げ運動」や「足首回し」「足の雑巾絞り風マッ高田理恵)201711       -    11月号-120  

元のページ  ../index.html#121

このブックを見る