おもしろコラム11月号
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  随分と急激に冷え込んできて体がびっくりしてしまいますね。伴う温帯低気圧が交互にやってきて、目まぐるしく気候(晴雨、気温、気圧、    11月号-124  湿度)が変化します。これが実は体にとって多大なストレスをもたらします。気圧の変化を感じ取るセンサーは耳の内耳(鼓膜の奥のカタツムリ形の器官)  にあり、気温や気圧の微妙な変化を脳に伝えて自律神経を刺激します。特に1日に10度以上の温度変化があったり、10ヘクトパスカル以上の気圧の変化があると、自律神経は大きく揺れ動きます。  症状の出方には個人差がありますが、低気圧が近づいて天気が崩れる前に、自律神経はストレスを感じ取り、交感神経が異常に緊張して血圧が急激に上昇したり、心臓の鼓動が激しくなり動悸や息切れを感じやすくなる方があります・・・タイプA又、気圧の低下に伴い、体内の圧力も低下し、血管や器官は緩んで力を失い(血流の悪化)、だるい、眠い、疲れやすい、立ちくらみ、めまい、貧血、喘息、頭痛、関節痛、古傷が痛むなどの症状が現れる方もあります・・・タイプB             気象病について11~12月初旬までは秋晴れをもたらす移動性高気圧と、温暖前線と寒冷前線を

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