おもしろコラム11月号
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さらに、低気圧が東へ進み、寒気を伴う移動性高気圧が張り出してくる時には、交感神経が異常に緊張しやすく、  血圧上昇、脳梗塞、心疾患などの循環器のトラブルが起きやすくなります・・・タイプA  このように、私たちの体は知らず知らずの間に自然からストレスを受けていて、何気なく不調を感じている原因が実は気象がもたらす要因である事がとても大きいのです。特に、普段はさほど気にしておられない方でも、台風接近時には明らかに不調を感じられる方が多いのではないでしょうか?最近では、気象病、天気痛などの言葉が普及してきて、ウェザーニュースなどには地域毎の天気痛情報がスマホで-       (薬剤師・国際中医師・国際薬膳師 検索できるようになっています。タイプAの方は、日頃から交感神経が緊張しやすい、更年期に伴いホットフラッシュ、下半身冷え、上半身逆上  せなどの傾向があり、気圧と温度の変化にとても敏感で、飛行機の離着陸時にもトラブルを起こしやすいです。このタイプの方はお天気が崩れ始める時と回復するときに自律神経を調整する漢方や肺の気を高める漢方を服用しておくと発作が8割くらい予防出来て、症状も軽くなります。又、タイプBの方は、普段から低血圧、低体温、胃腸が弱い、乗り物酔いしやすい傾向があり、お天気が崩れ始め、雨が降り出すまでの間が特に不調になります。空に鱗雲、いわし雲、ひつじ雲などが現れたら、お天気が崩れる前兆ですので、漢方で水捌けを良くして、血流を万全にしておくと、こちらも8割以上の確率で発作が予防できますよ。高田理恵)20221111月号-125

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