おもしろコラム11月号
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池田平太郎)201611日乃本一のこの槍を 呑み獲るほどに 呑むならば これぞまことの黒田武士」書くのだ」と言ったという話もあります。記者が「ハイバツって何ですか?」と問うと、「拝謁」のことだったと。    11月号-140  つまり、「閥」と「閲」の区別がついていなかったわけですね。ちなみに、偉そうなことを言ってますが、私も「未」と「末」が違うことを30歳くらいになって初めて知りました     (小説家           酒で3年、茶で10年              (笑)。 - 「酒は呑め呑め呑むならば 黒田節という、大昔に流行った歌ですが、末尾に黒田武士とあるように(「節」と「武士」とを掛けたわけです。)江戸時代、筑前福岡藩主であった黒田家に由来する歌ですが、私が子供の頃までは、福岡では酒席などでは、よく耳にした歌です。でも、最近では本当に耳にすることはなくなりましたし、若い人は知らないでしょう。コミュニティでの宴会が崩壊している現状を嘆くばかりですが、曰く、黒田家がまだ、福岡に来る前、時の当主、黒田長政の家臣で母里太兵衛という人が、酒癖の悪いことで知られる福島正則の邸に使いしたところ、太兵衛が家中

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