おもしろコラム11月号
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信介も結構長くやってますから、数が多いばかりか、任期の面でも突出しているのがわかると思います。確か、昭和の終わり頃に「内閣100年」とかいって特集やってたような気がしますから、総理大臣が登場して約120年・・・。こうやってみると、「たかが総理、されど総理」・・・なんだなあって気がしてきます。     (小説家            「事件は会議室で起きてるんじゃない!現場で起きてるんだ」とは映画「踊る大捜査線」の中での織田裕二くんの名台詞ですが、同様に、よく、「現場の意見が採り入れられない」とか「現場が一番わかってる」、「現場に負担が」などという声を耳にしますよね。でも、中世の博多や堺などの商人は貿易船への投資をする際に、敢えて、現場から遠く離れたところに本店を置いたという話があります。これは、一見すると、最前線からの生の情報が耳に入らなくなり、判断を誤ることになるような気がするので、不利なようにも思えるのですが、一方で、現場に近い所に居ると、その分だけ、現場の熱気や情実などに左右され、冷11月号-147池田平太郎絵:そねたあゆみ)201311 /-   現場の判断は正しい?

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