おもしろコラム11月号
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に思われます。また霧についても、単に霧だけでは秋の季語ですが、「冬霧」とすることで冬の季語として使うことができるようです。十一月はあまり目立った気象現象というのはありません。しかし暦の上では冬に入るように、次第に寒さが増してくる月です。朝晩も冷え込むようになり、衣服や寝具の調節をしましょう。夜にはそれこそ「冬霧」が立ち込める地域も出てきます。朝は車に霜が降りるようにもなります。紅葉がきれいな月ですが、山のお天気は一年中変わりやすいものなので、日中でも冷えないように衣類を調節して美しい景色を眺めるように心掛けて下さい。毎年十一月にはしし座流星群がやってきますね。流れ星はもちろん夜にしか見ることができませんが、流星群を見に出かけるときこそ、衣服はもちろん突然発生する霧に、充分注意して下さいね。特に標高の高い地域で見るときには霧に注意は必要です。また、十一月は二十八日が満月です。ちょうど真夜中ごろに満月を迎えるようです。この時期は空気が/         (気象予報士 澄んでいて、完全に満ちる数時間前のお月さまを会社帰りなどに見ることができます。次第に日の入りの時刻も早くなってくるので、早い時刻から満ちていくお月さまを楽しむことができるでしょう。チャーリー絵:そねたあゆみ)    11月号-14  

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