おもしろコラム11月号
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労。住民の大半が65歳以上とはいえ、昨年の提出資料はそのまま使えない。死去した人、老人介護施設に入ってしまった人、転居した人、転入した人も少なくないからだ。しかも、自治会名簿には世帯主しか記載されていないのに、市に提出する名簿は、住所・氏名を記載する必要がある。提出した名簿は、当然ではあるが、市では住民登録台帳を元にチェックするようだ。わずか1人800円の補助を受けるためになんとまあ、手間がかかるものやら。り大扱量いのが書面類倒がに届ないったた理。由町は内簡会単名で簿、にそはれ生ぞ年れ月の日提が出収資録料さごれとてにい記な入い事か例ら6が5丁寧歳に以同上封のさ人れをて区い分るけかすらるだだ。け自で治も会一長苦    11月号-192  の殆どは高齢者なので、そこまで丁寧に提供しないと、書類が整わないのだそうだ。役所仕事の手順は理解するが、そろそろ方式を変える時だ。せめて、提出書類はメール送信で全て済むようにしてもらいたい。メール送信ならば、双方に記録が残って、高齢会長でも提出忘れも防げる。菅政権になって、河野太郎行革・規制改革担当大臣と平井卓也デジタル改革担当大臣の手腕に注目が集まっているが、国はもとより地方自治体も含め、ドラスチックに変わってもらいたいものだ。今回のコロナ禍に伴う各種の助成の混乱は、これまでの仕組みがいかに時代にあっていないかをあぶり出したいい現象ではある。問題点が明らかになったのだから、改革の方向も明確になり、大きく進展するものと期待する。その際、高齢者だからデジタル社会に適合できないという既成認識もなくしてもらいたいものだ。今や、田舎暮しでは高齢者といえども、デジタルデバイスを駆使できなけらば、生存さえ危ぶまれる。ネットで何でも買うことができる。ネットで購入した冷凍食品をストックするため新たに冷凍庫を購入した。かくて、我が家の食卓には、吉野家の牛丼やゴーゴーカレーが主役に踊りだした。そして、セブンイレブンの冷凍タンタン麺にもハマっている。     (ジャーナリスト 井上勝彦)202011 -    

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