おもしろコラム11月号
28/200

さて、すばるは、歌謡曲にもあるように、青白い星々の集まりです。ギリシア神話などの影響により、目立って明るい7つの星からできていると思われていることが多いようですが、実際には25個くらいは観測されており、昔は洋の東西を問わず、すばるの中にいくつの星を見つけることができるかで視力の良さを競ったそうです。日本でも、最古の和歌集『万葉集』に「すまるのたま」    「すばるのたま」という表現ですばるについて描かれていか要は「集まっている」という意味を持っているそうです。まギす。リそシもアそ神も話「ですはば、るゼ」ウとスたは、ち連のな神る々とがか現結ればるれ以る前とに11月号-27          魅惑の星「すばる」日本でいう「すばる(昴)」は、「プレアデス星団」と呼ばれ、それを含む星座はおうし座です。おうし座にはこのほか、ヒヤデス星団、かに星雲、赤く輝く1等星アルデバランといった、有名なものを持った大きな星座です。このおうし座自体は例によって大神ゼウスが人間の女性エウロパ(英語「ヨーロッパ」の語源になった女性)に近づくために変身した牛の姿が星座になったとされています。

元のページ  ../index.html#28

このブックを見る