おもしろコラム11月号
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チャーリー / 絵:吉田たつちか)天上界を支配していた巨神(きょしん)の一人、アトラスの七人の娘たちがプレアデス星団になったとされています。    11月号-28  すばるは、地球からは約400光年も離れているにも関わらず、明るい星は1等星よりも明るく見えるものもあります。星々が青白く見えることは、それぞれが約6千万から1億年と、比較的若い星であり、同時に非常に温度が高いことを意味しています。我々の太陽は黄色っぽく見えますが、太陽でも摂氏6千度ほどなので、青白く見えるシリウスなどの星は1万度近くあるということです。青白く見えると涼しげな印象を持つものですが、逆なんですね。ちなみに、赤く見える、たとえばさそり座のアンタレスのような星の温度は低く、3500度程度しかありません。     (気象予報士・小説家 

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