おもしろコラム11月号
34/200

旧暦の月の俗称として十二支を当てて呼ぶことがありますが、旧暦10月(新暦で11月)に当てられるのは亥(猪・いのしし)で、俗に亥の月(いのつき)と呼ばれます。猪の肉は食用にもされ料理の隠語で「ぼたん肉」といって、兵庫県の丹波や神奈川県の丹沢地方などでは猪の肉を鍋に仕立てた「ぼたん鍋」が郷土料理として有名です。この「ぼたん」という隠語が使われるようになった由来には諸説ありますが、その昔大陸から伝わった仏教により獣肉を食べる事が禁忌とされていた時代の事、しかし猪の肉は滋養に富むと言われ山間の民にとって重要な栄養源でありました。そこで、民達は猪の肉を食べるために隠語を用いる事を思い     つき、猪の肉を「ぼたん」と呼んで食べてきたといわれているのです。とみなされていた事から魚なら食べても良いだろう、という山間の別民名・の山知鯨恵(のや一まつくなじのらで)すと。呼まばたれそるのの滋も養、強か壮つ効て果はか鯨らも「魚薬11月号-33亥の月の亥の日           

元のページ  ../index.html#34

このブックを見る