おもしろコラム11月号
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●お菓子、スィーツは時代とともに日本の場合、昭和の終わりごろから平成時代、スイーツは様々な流行を見せることになります。いまも大人気のクレープが日本に登場したのは昭和52年(1977)です。平成2年(1990) ティラミスが大流行。平成4年(1992) 第一次タピオカブーム。平成5年(1993) ナタデココブーム。平成6年(1994) パンナコッタブーム。平成9年(1997) ベルギーワッフル……キリがないのでここらへんにしますが、まるで怒涛のように新スイーツが流行し、廃れるのではなく定着していきます。そして令和の時代である現在のブームは第三次タピオカブーム。お菓子、デザート、スイーツなどというものは、主食ではありません。まさに食の娯楽。食のエンタメ。生きるために絶対に必要というものではなく、日々のゆとりや楽しみ。文明・文化というものは、このような余裕・余力を生むものなのです。今後、まだ見ぬスイーツが発見されたり作られたりして、大流行することでしょう。それもまた食文化。これから来る未知なるスイーツを楽しみにしようではありませんか。     (文:食文化研究家:巨椋修(おぐらおさむ))201910         -       11月号-62  

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