広報いとう
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     子供や高齢者など運転免許を持たない方々などの交通弱者にとって、鉄道、路線バス、タクシーといった「公共交通」は、通勤、通学、買い物、通院など日常生活に欠くことのできない「生活の足」となっています。 しかし、自家用車の普及、近年の人口減少や少子高齢化の影響により、公共交通の利用者は年々減少しており、特に、路線バスでは、事業者単独での運行が困難となり、減便や路線の廃止に至るケースが多数発生しています。 路線バスは道路を走る身近な公共交通であり、交通弱者にとって路線バスの減便や廃止は死活問題です。今後、人口減少や少子高齢化がさらに進むと想定されることから、いかに路線を維持するかが大きな課題です。 この課題の解消には、多くの方に路線バスなどの公共交通を利用していただくことが、一番の特効薬です。 公共交通に乗ってみませんか。 現在、74系統の路線バスが運行していますが、9割以上の系統が、採算が取れない状況となっています。 このため、事業者は、経営の合理化とともに、路線バス以外の事業収入により採算が取れない路線を補填し、運行を維持しています。また、特に移動手段の確保が必要な11系統については、市の補助を行うことで運行を維持しています。 市では、採算が取れない路線バスへの補助のほか、路線バスをはじめとする公共交通の確保、維持、改善を図るため、公共交通事業者等と協働のもと、「伊東市地域公共交通網形成計画」を策定し、計画に基づき昨年度から事業に取り組んでいます。・市民を対象としたバスの乗り方教室・鉄道駅やバス路線から離れた地域における新たな交通手段の検討など交通空白地域の解消に向けた取り組み・鉄道駅での乗り場案内、乗継案内の表示改善などバスやタクシー事業者は、「地域のみなさんの足」として公共交通事業を継続し、また、安全・安心面において更なるサービスの向上を図るため、運転士が安心して長く働けるよう職場環境を整備し、運転士の採用活動を行っています。採用情報は、各事業者にお問い合わせください。公共交通に  乗ってみませんか!!市内の路線バスの現状市の取り組み運転士の募集152020.10  〜公共交通を次の世代に〜問都市計画課 ☎32-1781利用促進に向けた取り組み「バスの乗り方教室」みんなで守ろう生活の足「公共交通」

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