広報いとう11月号他
21/61

12月の営農 病害虫の発生状況は、かいよう病・そうか病が増加傾向ですので基本管理をしっかり行いましょう。 12月上旬は落葉期になります。落葉は落葉病の発生原因になるため、丁寧に落葉を集め、除去しましょう。また下旬に 上旬は落葉期となります。土壌酸性化改善のため苦土石灰を施肥しましょう。中旬以降から1月にかけては、整枝・剪定の時期になります。骨格がはっきりするように余分な太枝から間引き、その後、細かい枝の剪定をしましょう。●施肥・施肥時期 12月上旬・施肥肥料 苦土石灰 10kg/1a●病害虫防除・散布時期 12月・使用薬剤 カイガラムシ類:アタックオイル 50倍 発芽前 晩生種では引き続き収穫期になります。樹勢が弱い場合は、中旬に施肥を行いましょう。フジコナカイガラムシの防除を行いましょう。●フジコナカイガラムシ・散布時期 12月下旬・使用薬剤 ハーベストオイルまたはアタックオイル 50倍 発芽前 保管用※保管する場合は、中央の切り取り線で切り取って、ファイルに閉じてください。【全体運】計画を実行する好機到来。あなたの求めに応じて力を貸してくれる人も集まります。道具や服の新調がお勧め【健康運】食べ過ぎたと思ったら体を動かして 【幸運の食べ物】ネギ蠍座10/24〜11/229●かいよう病・そうか病の耕種的防除 病気にかかった部分は取り除き、焼却しましょう。●収穫 貯蔵中の腐敗は、収穫時の果実の取扱に大きく左右されます。ヘタ部の枝の2度切りをし、ハサミ傷、軸長、ひきもぎ等十分に注意し収穫しましょう。●予措(よそ)および貯蔵管理 予措とは、収穫した柑橘を自然の風に当て、水分を少なくし貯蔵性を高める管理です。予措目安は品質により多少違いはありますが、3〜5%程度の予措を行い貯蔵しましょう。 貯蔵庫入庫量は一坪当たり1,000kg以下とし、庫内温度は6度、湿度は85〜90%を目安に保ちましょう。 また、貯蔵箱の差し換え、腐敗果の点検等、庫内管理につとめましょう。●マシン油乳剤の散布(収穫後) マシン油乳剤は害虫防除の基本剤です。収穫、貯蔵等多忙な時期ですが、必ず散布しましょう。・散布時期 収穫後2週間程度・使用薬剤 アタックオイル 60倍※マシン油乳剤は散布ムラや、散布直後も降雨で効果が低下 しますので、晴天の続く天気の良い日を選んで丁寧に散布し ましょう。また、尿素250倍を混用し、樹勢回復につとめましょう。●寒害対策 寒風が当たる場所や過去に寒害を受けた園地では、樹冠を寒冷紗等で被覆し防寒につとめましょう(特に幼木)。 越冬させる中晩柑類は、気温がマイナス3℃以下に数時間遭遇すると果実が凍結しますので、気象情報に注意しましょう。●間伐 高糖度・高品質ミカン生産には、間伐は欠かせない重要な作業です。積極的に間伐を実施しましょう。●落葉処理 落葉を処理して、うどんこ病・黒色実腐れ病の発生防止に努めましょう。柑橘かきうめくり

元のページ  ../index.html#21

このブックを見る