広報いとう 12月号
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1月の営農【全体運】予定を詰め込み過ぎる傾向が。休憩タイムの確保も忘れずに。旬のおいしい野菜を食べて運気をパワーアップ!【健康運】肩凝り解消のストレッチで元気をキープ 【幸運の食べ物】カリフラワー蠍座10/24〜11/22 1月は休眠期で、整枝・剪定時期となります。カキはまっすぐ上に伸びようとする性質があります。一般的には3本仕立て(開心自然形)にします。 上旬は休眠期となります。かいよう病予防のため、罹病枝等の切除を行いましょう。病原菌は罹病部と健全部との境界部に生き残っているので、健全部側を含めて切除あるいは皮層を削除しましょう。 1月は休眠期となります。上旬に間伐を行い、樹々同士が混みすぎないようにしましょう。 いちじくは1月が休眠期となります。今月の作業は、落葉の処理、土壌改良が主となります。 1月は貯蔵庫内管理、病害虫防除、防寒防風対策等があります。各種管理を適期に実施しましょう。<注意点>●主枝、亜主枝、側枝が明らかとなるよう、枝の骨格づくりに注意しま しょう。●太い枝の背面からでた徒長枝(まっすぐ上に向いている強い1年生 の枝)は枝の日焼けを防ぐ程度残し、あとは除去しましょう。●落葉の処理 落葉を放置すると病害虫の越冬場所となるので、園外へ出し焼却しましょう。●土壌改良 いちじくの適正土壌pHは7.0ですので、苦土石灰を施用し、土壌改良に努めましょう。*施肥量 苦土石灰を200kg/10a、または苦土セルカ2号160kg/10aと堆肥2トン/10aを畝間施用し、株元へ客土しましょう。 また、断根を行い、畝から根を遠ざけないようにしましょう。●貯蔵庫内の管理 温州ミカンの貯蔵適温は5〜8℃、湿度85〜90%で入庫量は1坪当たり1トン以下が基本です。温度・湿度に注意し、貯蔵しましょう。 また、こまめに腐敗果を点検し、併せて貯蔵箱の差し替えも行いましょう。●病害虫防除 ミカンハダニ・カイガラムシ類などの越冬害虫に対して、収穫後から1月中旬ごろまでに、アタックオイル(97%)を60倍で散布しましょう。また、尿素250倍を混用し、樹勢回復をはかりましょう。●防寒・防風対策 近年は暖冬傾向となっておりますが、突発的な寒気の南下も考えられます。 気象予報には十分注意し、防寒に心掛けましょう。●間伐 樹と樹の間隔は、最低1mは必要です。密植園からは高品質ミカンは生産されません。 積極的に間伐に取り組みましょう。●土壌管理 管内の園地のほとんどが酸性土壌です。酸性土壌だと施用した肥料が樹に吸収されにくくなります。100kg/10aの苦土セルカ2号を施用し、中晩柑橘では有機物の補給も併せて実施しましょう。●不知火の収穫 収穫の時期は1月下旬から2月中旬頃です。腐敗は大部分がハサミ傷や落果が原因ですので、果実は丁寧に扱いましょう。収穫時は2度切りを行ないますが、最初に結果枝(けっかし)の基部(もとぶ)にハサミを入れるだけで剪定が楽になります。●不知火の防腐剤の散布・使用薬剤 ベフラン液剤25 2,000倍 前日■2回 トップジンM水和剤 2,000倍 前日■5回*収穫後は3%程度の予措を行い、ポリ個装で貯蔵しましょう。 保管用※保管する場合は、中央の切り取り線で切り取って、ファイルに閉じてください。9かきウメくりいちじく柑橘

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