松川遊歩道ー桜は今も見事に咲いて町を彩る(伊東市役所観光課提供)静岡県のJAグループは県内で初めて農業専門求人サイト「しずおかの農業で働こう」開設しました。お問い合わせは営農販売課(0557-45-6585)まで。御大典記念(『猪戸界隈』より)表紙の写真 2月15日に本店において第5期女性大学(ハピカレ)入学式と第1回講座「柑橘食味体験」が開催されました。詳細についてはP18-19のあいら伊豆ニュースをご覧ください。27 昭和3(1928)年、新天皇の即位を祝う御大典が伊東町を始め全国で行われた。 11月10日からの一週間、伊東町ではイルミネーション・仮装・旗行列や提灯行列に芸妓の総踊りまで繰り出して大賑わい。楽隊や花火の音が終日響き渡った。 では、その記念事業を一過性にしない妙案は何か。記念碑? 箱物? いや違う。町当局は事務報告で次のように述べた。 「将来有数の遊覧地・東海の吉野をめざして伊東を桜の名所にしよう。美しい眺望は浴客に加えて探勝客も呼びよせ、将来の伊東温泉を必ず繫栄させる」 植樹数は2500本。場所は松川や寺田川沿いと眺めの良い山腹山麓だ。河津桜ならぬ伊東桜満開の壮大な構想といえる。 今、通学橋から大川橋に至る川沿いの「遊覧道路」(現・松川遊歩道)には36本の桜の木があるが、そのルーツはここにあった。 当時は世界恐慌の渦中で町財政も苦しい。そこで各区・町民有志が寄付したお金は計400円。昭和8年の伊東では桐の塗下駄一足60銭なので、かなり高額だと分かる。植樹はボランティアや児童生徒が行うから格安で済んだ。 金がなければ出しあう。出費は自ら動いて節約。不況を言い訳にせず、不況だからこそ先を見通して自然美と観光を融合させるのだ。 コロナ禍でみなが苦しむ今だからこそ、何気なく眺める「遊覧道路」の桜から、伊東の先人たちの知恵と工夫を学びたい。〈加藤 好一〉静岡県下JAグループ求人サイト「しずおかの農業で働こう!」を活用してみませんか?47伊東市新遊覧道路は花ざかり
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