広報いとう+αー 21年7月号
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8月の営農●摘 果 着花量の多い温州ミカンは、品質の劣る内なり、裾なり、極大果を徹底して摘果し、隔年結果防止、高品質ミカン生産に努めましょう。 着果量の極端に少ない樹は全摘果し、翌年の着花に備えましょう。中晩柑類の1回目の摘果で目残しした小玉果、傷果を摘果し、大玉生産に努めましょう。●病害虫防除 黒点病・ミカンハダニを中心に防除しましょう。●黒点病(青採り橙以外)防除時期 使用薬剤・倍率 ペンコゼブ水和剤・600倍使用時期・回数 みかん ●黒点病(青採り橙)防除時期 使用薬剤・倍率 ナティーボフロアブル・1,500倍使用時期・回数 かんきつ    前日・3回以内※お飾り用橙のみを出荷する方も、お盆過ぎに黒点病防除を行う場合は、 ナティーボフロアブルを使用して下さい。●ミカンハダニ防除時期 使用薬剤・倍率 ダブルフェースフロアブル・2,000倍使用時期・回数 かんきつ    前日・1回以内※10アール当たり600リットル以上散布しましょう。黒点病防除は、収穫 前日数に注意しましょう。●袋掛けの実施 中晩柑類を対象に袋掛けを行い秀品生産に努めましょう。 袋掛け前の摘果と薬剤散布による防除を徹底することにより、品質の低下を防ぎましょう。●フィガロン乳剤の散布 青島温州の熟期促進と品質向上のため、1回目の散布日から20日後(満開後90日)に2回目の散布を行いましょう。・10アール当たり 300リットル・散布濃度 ※樹勢が極端に弱った樹や、極端乾燥が続いた場合は、散布を見合わせ ましょう。●かん水 中晩柑類は、夏季に土壌乾燥が続くと酸高になり、果実肥大も抑制されます。特に不知火・ポンカンは、早めにかん水を行いましょう。●幼木、高接樹の管理 今春、植え付けた苗木、高接した樹は前月に引き続き、アブラムシ、エカキムシを定期的に防除しましょう。防除時期 使用薬剤・倍率 アドマイヤーフロアブル・4,000倍使用時期・回数 14日前・3回以内※液肥のメリット(青)400倍を混用し、緑化促進に努めましょう。8月中旬8月中旬8月中旬3,000倍害虫発生初期30日前・4回以内その他かんきつ 90日前・4回以内●甘夏の初秋肥の施用(8月下旬)・施肥肥料 ●不知火、日向夏(ニューサマー)の初秋肥の施用(8月下旬)・施肥肥料 ●摘 果 果実肥大期に入ります。小玉果、奇形果、奇形・病害虫被害果、上向き果、日当たりの悪い部位の果実を摘果しましょう。健全で大きいヘタをもっている果実は大玉になるため、大切にしましょう。●フジコナカイガラムシ・カキノヘタムシガ防除時期 使用薬剤・倍率 モスピラン顆粒水溶剤・2,000倍使用時期・回数 前日・3回以内●モモノゴマダラノメイガ防除防除時期 使用薬剤・倍率 エルサン乳剤・1,000倍使用時期・回数 14日前・4回以内防除時期 使用薬剤・倍率 パダンSG水溶剤・1,500倍使用時期・回数 裂果前・3回以内●夏季せん定 前月に引き続き枝管理を行い、棚下の明るさを確保しましょう。また夏季せん定を行うことで、冬季のせん定作業が容易になります。※せん定器具は、こまめに70%エタノールで消毒し、器具によるかいよう病の感染を防ぎましょう。●台風対策 強風による葉ズレ、枝折れ、落葉等が発生を防止するため、防風垣の整備や棚の補修、枝の結束等の対策を行いましょう。スーパークイック・10アール当たり  45㎏スーパークイック・10アール当たり  60㎏8月上旬管理作業は特にありませんが、花芽分化期に入るため、乾燥が続く場合はかん水しましょう。きゅう果発育期です。きゅう果が3cm程度になるとモモノゴマダラノメイガが産卵します。被害が大きい害虫ですので防除を徹底しましょう。8月上旬8月中旬 保管用※保管する場合は、中央の切り取り線で切り取って、ファイルに閉じてください。【全体運】苦労が報われます。やるべきこともはっきり見えてくるはず。つらい決断でも迷わず前進を。自分を褒めてあげて【健康運】無理は禁物。ハーブティーでリラックス 【幸運の食べ物】トウガン蠍座10/24〜11/229柑橘キウイかきウメくり

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